Setupperが選ぶ2023年ドラフト注目選手

WBCの優勝で日本中が盛り上がり、その熱が冷めないままプロ野球の開幕。今年は例年以上に野球に対して注目が集まっているように思える。先日、自宅でテレビを観ていたら、地上波の2局で同時にプロ野球の試合を放送していた。近年は、地上波での放送がほとんどない中で驚きもあったが、今後は増えれば、もっと野球への関心が高まるのではないかと感じた。そして、プロ野球だけではなくアマチュア野球への関心も高まることを期待している。特に今年はドラフト有力選手が豊作と言われている年。先日開催されたセンバツ高校野球でも大阪桐蔭高校の前田悠伍選手、広陵高校の真鍋慧選手等のすでに注目されている選手の活躍も目立った。更に大学野球の春季リーグ戦も開幕。各地でドラフト候補と呼ばれる選手たちが活躍する。

昨年、ドラフト注目選手として、東京ガスの益田武尚選手、立教大学の山田健太選手と道原慧選手を挙げていたが、益田選手は広島東洋カープへ、山田選手と道原選手は社会人野球の道へ進んだ。今年もたくさんの有力選手がたくさんいる中ではあるが、個人的に注目している選手たちを挙げていく。

まずは1人目。今年の2月から取材している仙台大学の辻本倫太郎選手。以前も記事に書いたことがあるが、昨年は侍JAPANにも選出され世界の舞台も経験した選手。神宮大会ではチームは負けてしまったもののホームランを放つ活躍をしている。全力で走る姿や笑顔でプレーする姿は多くのファンを魅了する存在。守備範囲の広さに定評があるが、小柄ながらも長打力があるところにも注目していきたい。

2人目はENEOSの度会隆輝選手。横浜高校時代に指名漏れを経験するも、社会人の2年間で急成長。定評のあるバットコントロールはもちろんのこと、ホームランが増え長打力の評価も高い。昨年は都市対抗野球でチーム優勝とベストナイン、最多本塁打賞、最多打点賞を獲得している。久しぶりの高卒社会人野手の大物と期待がかかる。

3人目は名城大学の松本凌人選手。昨年の神宮大会で観戦した際に強く印象に残っている選手。投げるときに出る声とサイドスローの投球が圧倒的なインパクトだった。その神宮大会では全3試合に救援し6回1/3を無失点で投げ切っている。名城大学の所属する愛知大学野球連盟はなかなか観戦する機会がないのだが、注目していきたい。そして、全国の舞台でもう1度見てみたい選手だ。

この他にも注目したい選手はたくさんいるのだが、まずはこの3人。実践を通してどんなプレーをみせてくれるのか。ドラフト会議までやく半年。今後の活躍に期待したい。

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