【岡田竜汰選手】セカンドキャリアを見据えて、海外リーグへの挑戦

昨年、多くのドラフト指名選手を輩出した独立リーグ。今年は2チームがNPBのファームに参入することもあり、更に注目が高まっている。そんな独立リーグからあえて飛び出し、新たな挑戦をしようとしている選手がいる。昨シーズン、関西独立リーグの大阪ゼロロクブルズでキャプテンを務めた岡田竜汰選手だ。岡田選手は、今シーズンからドイツに行くことが決まっている。昨年のキャンプの時にも取材を受けてくれた岡田選手はその際に、「目標はNPBに入ること」をあげていた。そこからどのような経緯があって、ドイツに行くことになったのか。今年も取材に応じてくれた。

まずは、昨年のご自身の目標に対する達成度はいかがでしょうか。
「チームの優勝とNPB入りを目標にしていたので、どちらも達成はできませんでした。それでもそこに向かっていくという経験が、今の自分につながっているので。チーム自体も悪くなかったと思います。バッティングも広角に打てることを目標にしていたのが、打てるようになったので、レベルアップできたのではないかと思います。課題にしていたことは達成できたと思います。NPBに行けなかったのはもちろん悔しいです。」

ドイツに行くことになった経緯を教えてください。
「NPBは3年間目指してダメでした。自分のセカンドキャリアを考えた時に、野球の指導者や経営者になることが目標です。その為に、海外での経験も必要になってくると思い、決断しました。自分が経験したことを指導者として伝えたいと思っています。」

きっかけはありますか。
「MORE DREAM JAPANの濱矢さんが声をかけてくれて。海外旅行にも行ったことがないので、初めは不安だったんですが、行くなら今しかないと思いました。高校を卒業する時にもアメリカに行きたい気持ちはあったんです。なので、話を聞いたその日に決めました。」

今年は独立リーグへの注目も高まっていると思いますが、そこから離れることを決断したのはなぜでしょうか。
「確かに今までと見え方が変わってきたなという感じはあります。ブルズにいたら4年目になるのですが、居心地の良い環境を変えたくて。環境に甘えずに、そこから飛び出してみて、海外で自分の力を試してみたいと思ったんです。」

ドイツにはいつ出発しますか。
「3月19日に出発します。キャンプは3月20日からで、開幕は4月6日です。3月29日はオランダで試合もあります。結構ハードなスケジュールですが、そうは言ってられないですね。時差ぼけとかもあると思いますが、まずは試合に出たいです。ドイツでは、土日が試合で平日に練習があります。自分の時間もあるので、日本にいる時よりも野球に集中できる環境だと思います。」

今年の目標を教えて下さい。
「首位打者と盗塁王です。大きな目標ではあると思いますが、達成したいです。このオフは自分で過ごす時間も多くて、自分と向き合うことができました。体重もオフが始まってから、10キロ増えました。何かが足りない、このままでは野球を続けられないという気持ちがあって自分を変えたかったんです。」

出発まであと少しですが、今の気持ちを教えて下さい。
「わくわくや楽しみが70%、ドキドキが30%ですね。楽しみが大きいです。」

出発を控えた岡田選手の生き生きと話す姿が印象的だった。今後を見据えて、目標に向かう姿をこれからも取材していきたい。

1999年12月8日生まれ(24歳)
大阪府出身
右投右打・内野手
作陽高校から帝塚山大学へ進学
大学在学中に大阪ゼロロクブルズへ入団
大阪ゼロロクブルズを退団し、今年はドイツでプレーする

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