早慶戦の男
先日、うれしいニュースが飛び込んできました。西武が私の母校である早稲田大学の蛭間拓哉選手をドラフト1位指名するというもの。ここ最近は、早稲田の指名選手はピッチャーが多かったので、野手の指名で1位というのは久しぶりのこと。(誰も指名されない寂しい年もありました、、)蛭間選手のドラフト指名は確実とは思っていましたが、こんなに早く指名する球団が出てくるとは!正直予想外だったので驚きました(笑)
今年外野手を固定できなかった西武。2019年までプレーしていた秋山選手はメジャーから帰ってきたもののカープに入団。それにより、外野の穴を埋めることができなかった球団の事情があるのかもしれませんね。外野手としての蛭間選手の能力が西武の求めているものとぴったりだったのでしょう。高校時代から注目のスラッガーだった蛭間選手。1年生の春から4番を打ち、3年生の時に主将として出場した夏の甲子園では初戦の仙台育英戦でホームラン。チームのベスト8進出に大きく貢献しました。そして早稲田大学へ進学。
蛭間選手が自身もターニングポイントと語っている2年生の秋季リーグ戦。あと1アウトで慶應大学の優勝が決まる場面で打席に入った蛭間選手。前の打者が出塁し、2アウト1塁。その初球でした。センターバックスクリーンへの逆転2ランホームラン。その瞬間、蛭間選手は早稲田大学10年ぶり46度目の優勝の立役者となり、多くの野球ファンが知る存在となったのです。2年後のドラフト会議では確実に名前が挙がるだろうと。ちなみにこの時の優勝投手は現在楽天で活躍し、その年のドラフト1位指名を受けている早川選手。対戦チームの木澤選手もヤクルトのドラフト1位ですね。私自身、早稲田大学を卒業して10年以上(年がばれる、、笑)。毎年、早稲田大学出身のドラフト指名選手はチェックしていたものの、大学野球自体はあまりチェックしていませんでした。ですが、この試合がきっかけで大学野球ってやっぱりおもしろいなと思うようになりました。
そんな蛭間選手の今後の活躍が楽しみで仕方ありません!
西武に入団するなら同じ浦和学院と早稲田大学出身の小島選手との対戦も見れるかもしれませんね!開幕1軍を目指してがんばってほしいです。
そして残すは秋季リーグ戦。
蛭間選手にとっての東京六大学野球のラスト。早慶戦の男の本領を発揮できるのか、注目したいですね!
蛭間拓哉選手(2000年9月8日生まれ)
浦和学院出身。1年春からベンチ入りし、
主将として出場した3年夏の甲子園でベスト8。
侍ジャパンU-18、侍ジャパン大学代表としても活躍。
早稲田大学では、3年春にベストナイン受賞。
副主将を務める。