今回は早稲田大学の中川卓也選手
東京六大学野球連盟の背番号10が表しているのはキャプテンナンバー。
今年その背番号を早稲田大学でつけているのは中川卓也選手です。
大阪桐蔭出身で、高卒でプロ入りしたメンバーが4人もいる大阪桐蔭最強世代と呼ばれた世代。甲子園では春夏連覇も達成。その時も主将を務めていた中川選手ですが、実は小学校や中学校でも主将を務めていたそうです。まさに生粋のリーダータイプの人なんだなと感じました。同学年には、すでに西武からドラフト1位指名の予告を受けている蛭間拓哉選手もいる中で、その蛭間選手が「中川についていきたい」と言っていることからも証明されていますね。
私が観戦した10月16日は早稲田大学は立教大学との試合でした。
勝ち点で並び、この試合で負けたら秋季リーグの優勝の可能性がなくなる大事な一戦。
そして、ドラフト志望届を提出した選手が複数いる注目のカードでした。
中川選手は3番サードでスタメン。
序盤に立教大学に先制されるも後半に同点に追いつき、そして勝ち越し。
早稲田大学はリーグ優勝への望みをつないだ一戦となりました。
その中でも、中川選手は声を出し続け、主将としてチームの士気を高めていました。
高校生の頃から見てきた中川選手ですが、劇的な優勝やコロナ渦で思うように行かない挫折も味わってきたであろう世代だからこその成長を感じました。
20日はいよいよドラフト会議。中川選手は果たして指名されるのか気になるところ。
高校野球好きとしては、あの世代の大阪桐蔭メンバーがプロの舞台でチームが違えどまた
集結するというのは、とても待ち遠しいことでした。同じチームでプレーするところも、対戦をしているところをみるのも今から楽しみです!
そして、まだまだ優勝の可能性がある秋季リーグ戦。春季リーグは5位という悔しい結果に終わっただけに、リベンジを果たしてほしいところです!
中川卓也(2000年7月28日生まれ)
大阪桐蔭高校出身。3年生の時は主将を務め甲子園春夏連覇。
侍ジャパンU-18でも主将を務める。
現在は、早稲田大学第112代主将。